時給を上げたら生産性が上がった話

時給アップ 経営

昨年、いや、一昨年から、会社によくない空気が流れていた。一部のパートが会社の悪口で盛り上がっているのだ。

「そんなに、会社が嫌いならやめればいいのに」と思うが、そんなことも言えないのが昨今の経営者なのです。

会社の業績は毎年昨対120%と絶好調なので、常に人材が不足しており、派遣のお世話になっている状況でした。

で、僕は、派遣で評判のいい人を直雇用に切り替えた。

一昨年は、会社に対しネガティブ5ポジティブ5くらいの比率だったが、派遣の直雇用にしてからは、ネガティブ5ポジティブ7くらいになった。

で、昨年になり、ネガティブ4ポジティブ9くらいになった。

ネガティブな人はどこに行っても愚痴を言うだろうし、正直他人の愚痴なんて面白くない。なので、最終的には誰にも相手にされなくなってきた。

で、令和最初の月が終わるころ。

ネガティブ3人が「給料上げないとやめますよ」と、強気に出てきた。

ぼくはすかさず、「わかりました退職日を教えてください」と、淡々と伝えた。

と、ネガティブさんが「え? いや、他の人に相談します」とかわけのわからないことを言い出したのですが、

「いや、給与等が不満なら、他に行ってもらったほうがいいと思います。相談といっても誰に相談しても待遇は変わりません」

の瞬間、がんと椅子を蹴飛ばしたネガティブA

「やめますよ。いますぐ」

そう言って、会議室を出てしまいました。数日後退職したAさんは、僕のデスクの前まで来て「ほら」と健康保険証を投げてよこした。

こんな人やめてもらってよかったと思った。

後日、ポジティブさんの時給を上げたのですが、彼らは非常に生産性が高く、新規に人を入れずに、120%の生産をやり切ってくれました。

これが、令和の元年。

めっちゃうれしかった。

でも疲れた1年でもあった。

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